セラピストの部屋

北海道の整形外科クリニックで理学療法士しています

筋膜勉強会

本日は、筋膜の勉強会に参加したためその内容をまとめる

・発達段階

子供のときに、ベビーベッドで寝ていたとする。そのベビーベッドが壁側に設置されていたとするとき、片方からしか刺激が入ることが出来ずに寝返りも片方だけが多くなり、発達が非対称性になる。

また、子供の時に歩き疲れたと駄々をこねる子供がいる。半分は甘えかもしれないが、半分は本当に疲れている。6歳ぐらいで成人歩行となるが、それまでは疲れやすい体の使い方による歩行をしているためである。

 

 

カルシウムの役割は、ミオシンとアクチンに働きかけ筋収縮を行う。

マグネシウムの役割は、神経伝導速度に関与する。

 

カルシウム不足すると、骨粗鬆症になるかもしれない。

そこで牛乳を飲めばいい!!!

 

これは間違い。

 

牛乳の中に含まれている脂肪が、カルシウムの吸収を阻害する。そのため低脂肪牛乳や豆乳が良い。

 

 

マグネシウムは、不足することで神経が興奮してしまい異常筋収縮が生じ足をつる要因となる。

 

 

 

  • 痛みの鑑別

痛みがでている原因として、

筋・筋膜

関節

神経

などなど色々出てくる。

鑑別方法としては、

関節由来は原因がはっきりしている。ギックリ腰や内反捻挫

筋由来は人生の積み重ねによるものが多い

 

 

  • 筋膜ってどこ

筋膜は第二の骨格と呼ばれており全身を包んでいる。

皮膚→脂肪組織→浅筋膜→脂肪組織→深筋膜→筋外膜となる。

 

筋膜は、Type1コラーゲン線維とエラスチン線維からなる。

コラーゲンは伸張性は乏しいが、形状を変化させることができる

エラスチンは伸張性に富み、形状記憶性がある。

 

筋膜の異常として

①筋膜の高密度化

②基質のゲル化

ヒアルロン酸の凝集化

 

が挙げられる。

ヒアルロン酸は多くは滑液包に存在するが、筋と筋膜間にも存在する。ヒアルロン酸の滑走性が低下すると筋の滑走性も低下する。

ヒアルロン酸は温度が高いと滑走性が向上する。そのため冬場は滑走性は低下するし、お風呂の上りは滑走性が向上する。

 

以上が筋膜の考え方である。